寒い日の相棒!ハクキンカイロを使ってみた
寒い日は動きが鈍くなるよね。使い捨てカイロも良いけど、こんなカイロはいかが?
燃料タイプのカイロ
ハクキンカイロの発熱の原理をおさらいします。
ハクキンカイロの仕組みは、燃料となるオイル(ベンジン)を触媒燃焼させ、その燃焼熱をハクキンカイロの熱として発熱させます。ハクキンカイロの内部にはプラチナ触媒が固定されており、点火することで反応します。反応したプラチナ触媒は、気化したオイル燃料(ベンジン)が触れることで化学反応(酸化)を起こし、燃料を炭素ガスと水分に分解されます。その際、発生した熱がハクキンカイロの熱となり温めてくれるのです。
https://kurashi-no.jp/I0019881
化学反応による熱反応で温かくなるんですね。まさに英知の塊です。
サイズも3種類あります。
オーソドックスなスタンダード
オーソドックスなサイズです。最大24時間保温タイプ。
【サイズ】68×101×15(mm)
【付属品】カイロ本体、燃料カップ、専用ケース、説明書
最大30時間保温できるジャイアント
ジャイアントボディーなハイパワーカイロ。最大30時間保温。
【サイズ】70×110×20(mm)
【付属品】カイロ本体、燃料カップ、専用ケース、説明書
コンパクトが魅力のミニ
コンパクトで持ちやすいPEACOCKのミニサイズ。最大18時間
【サイズ】58×87×13.5(mm)
【付属品】カイロ本体、 燃料カップ、専用ケース、 説明書
使用するベンジンとは
ハクキンカイロは、指定のベンジンがあります。もちろん他のベンジンでも利用はできますが、他のベンジンでは火口の劣化が早まるらしく、ベンジン臭さが強いようです。
指定ベンジンを使うに越したことはなさそうです。
ハクキンカイロミニを使ってみる
フタと火口を取り外す
クジャク柄のフタと火口を上に引き抜きます。最初のうちは火口を引き抜くのが固く苦労しました。
燃料カップを差し込む
付属のピンクの燃料カップを火口を取り外した部分に差し込みます。
この時に画像のように差し込み口とカップが平行になっていることを確認してください。
ベンジンを燃料カップに注ぐ
燃料カップには線が付いています。上の線が12時間分、下の線画6時間分です。
それぞれのサイズによって保温時間の上限が決まっているため、燃料の量は注意してください。
基本的に12時間分で十分だと思います。
燃料カップを90°回す
燃料カップの上部を90°回すと注いだベンジンが本体に注ぎ込まれます。
入れ終わったら逆さにしてみましょう。上限以上のベンジンが入っている場合は垂れてきます。
火口を温める
火口を取り付けて、ライターなどで火口を温めます。火口にはプラチナ触媒が付いていますが、そこに火を当てるのではなく、火口の金具に日を当てて温めるイメージです。
点火できたか確認
点火できた確認する方法としては、クジャク柄のフタを火口に近付けるのが一般的なようです。
点火ができていたら、画像のように水蒸気のようなものが出てきます。
ケースに入れる
点火が確認できたら、付属のフリース製の専用ケースにいれおきます。
時間が経つと本体がかなり熱くなるため、必ずケースに入れる必要があります。
【動画】 ハクキンカイロの使い方
ここまで画像で説明した内容を動画で説明します。
燃料注入の仕方
熱反応の仕方
点火後の温度変化
点火前の本体温度
点火前の本体は、当然熱くありません。金属のひんやりした感じがあります。
点火直後の本体温度
点火した後は、すぐに温かくなります。
持っているとすぐにじんわりと温かくなってくることがわかります。
点火5分後の本体温度
点火してから、5分も経てば持っていられないくらい熱くなります。
必ず専用ケースに入れて利用しましょう。
使ってみた感想
実際に点火してみて感じたのは、温かくなるのが非常に早いです。また、指定のベンジンを注入すれば、しっかり既定の時間まで保温してくれます。
使い捨てカイロ同様に低温やけどには注意が必要なくらい熱くなります。
ベンジンの臭いについては私は気にならないレベルですが、臭いに敏感な家族は「臭いから嫌」と言われました。臭いの感じ方は人それぞれだと思いますが、長時間、人が密集する場所での使用は避けた方が無難かもしれません。
私は、バイクで移動する時などに、シャツの胸ポケットに入れていますが、ポカポカしてとても気に入っています。アウトドアやバイカーの方にも最適なアイテムだと思いました。
さいごに
今回は昭和レトロなハクキンカイロについてご紹介しました。ベンジンの臭いが気になる人は向いていないかもしれませんが、しっかり温かく燃料の量で保温時間が調整できる点はうれしいです。
燃料を入れて、点火してと手間がかかりますが、私の場合はその手間が道具を使っている感があって好きです。いろいろなサイズがありますので、ライフスタイルや用途に合わせて自分に合ったハクキンカイロを選んでみてはどうでしょうか。
ちなみに私は、24時間も利用しないし、少しでもコンパクトな方が良いと思ったので、ハクキンカイロミニを購入しました。最初は指定のベンジンもセットになっているものが便利です。